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FP お役立ち情報 積立型・貯蓄型保険について

FP お役立ち情報 積立型・貯蓄型保険について

こんにちは。
exit.です。
今週から3回に分けて保険について取り上げていきたいと思います。初回は積立型保険(貯蓄型保険)です。


まず、保険商品の中には、「積立型・貯蓄型保険」や「掛け捨て型保険」と呼ばれる商品があります。万が一の場合の保障が保険商品の主な役割ですが、保険商品の中には、保険期間終了時に満期保険金や解約した際の解約返戻金がある保険商品があります。こうした、一定の条件を満たしたときや、解約したときなどにお金を受け取ることができる保険商品を「積立型保険(貯蓄型保険)」と呼びます。①終身保険、②養老保険、③学資保険、④年金保険などがあります。


① 終身保険
終身保険は、被保険者が亡くなったときや所定の高度障害状態になったときに、(死亡)保険金が支払われる保険です。保険料は、加入時の被保険者の年齢と保険料率で計算され、契約後は基本的には一定金額で固定され、保険期間の決まっている定期保険に比べて、保険料は高めになりますが、保証は一生涯続きます。一般的に、加入する年齢が若いほど、毎回支払う保険料が安くなります。また、保険料払込期間については、「一生涯」とする終身払、一定の年齢(60歳までなど)や、一定の期間(10年間)にする「短期払(有期払)」があります。終身払の場合は、ずっと払込保険料総額が解約返戻金を上回ることが一般的です。ただし、短期間で解約をしてしまうと、解約返戻金がなかったり、解約返戻金が少額となったりしてしまう場合がありますので、注意が必要です。


② 養老保険
養老保険は、保険期間中に被保険者が亡くなった場合は死亡保険金が支払われ、生存して満期を迎えた場合は満期保険金を受け取ることができる保険です。定年退職時に満期保険金を受け取れるように契約をすれば、現役の間は死亡保険金が受け取れるので万が一の際の保障となり、定年後には満期保険金を受け取ることができ、老後の生活費に充てるというような老後の備えの一つとして活用することができます。途中で解約した場合には解約返戻金を受け取ることができますが、解約返戻金は払込保険料の総額を下回ることがありますので、注意が必要です。


③ 学資保険
学資保険は、子どもの教育費を準備するための保険です。契約者は原則として親、被保険者は子どもとなります。学資保険は、子どもの年齢が所定の年齢(例えば18歳など)に満期を設定し、満期を迎えれば学資保険金を受け取ることができます。子どもの進学にあわせてお祝い金をもらえる保険商品などもあります。契約者が亡くなった場合や所定の高度障害状態になった場合、その後の保険料の支払いが免除される「保険料払込免除」の特約があることが一般的です。また、契約時の子どもの年齢が低いほど、支払保険料を低く抑えることができます。しかし学資保険も終身保険同様に解約返戻金を受け取ることができますが、解約時期などによっては、支払ってきた保険料の総額を下回ってしまう可能性もありますので、注意が必要です。


④ 個人年金保険
個人年金保険とは、主に老後資金を準備するための保険で、年金を受け取る期間によって大きく3つのタイプに分かれます。
(1)終身年金
生涯にわたって年金が受け取れるタイプで、保証期間を定めている保険商品もあります。保証期間内に被保険者が死亡した場合は、残りの保証期間で受け取るはずだった年金(保険金)が支払われることになります。
(2)有期年金
年金を受け取る期間があらかじめ決まっているタイプで、年金を受け取れる期間が契約時に決まっています。終身年金と同じく、保証期間を定めている保険商品もあり、保証期間内に被保険者が亡くなった際、残りの保証期間に受け取るはずだった年金(保険金)が支払われます。
(3)確定年金
年金を受け取る期間と金額があらかじめ確定しているタイプで、年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、まだ支払われていない年金に相当する金額が支払われます。


来週は、掛け捨て保険についてみていきたいと思います。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。


※本コラムで取り上げております保険の内容などについては、一般的な特徴であり、保険契約や見直しの際には、保険代理店や保険を取り扱うファイナンシャルプランナーなどにご相談をいただければと思います。弊社でも保険の見直しを含めたライフプランニングのコンサルティングサービスを提供しておりますので、ご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。


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