投資の基礎 ロボットアドバイザーについて
こんにちは。
exit.です。
今回はロボットアドバイザーとの付き合い方に関して書いていきます。
各証券会社がロボットアドバイザー(省略してロボアドとも呼ばれています)のサービスの提供を開始しています。ロボットアドバイザーには大きく分けて2種類あります。1つ目が投資一任型で多くの人がロボットアドバイザーと聞いたときにイメージするものではないかと思います。2つ目が、アドバイス型と呼ばれるもので、運用はせずにアドバイスだけを投資家に提供するものとなっています。まずはそれぞれの特徴を見ていきたいと思います。
(1)投資一任型
最初にいくつかの質問に答えていく必要があり、その後に各人にあった資産配分や投資のスタイルなどを提案してくれるものです。ポートフォリオの作成・提案だけではなく、売買やリバランスなどを自動的に行ってくれるため、投資に対する知識がない人や、自分で投資をするための情報収集などにあてられる時間がない人などでも、安心して始められるような仕組みになっています。
(2)アドバイス型
投資一任型とは違い、こちらはその型の名前の通り、アドバイスだけを行ってくれます。提案はしてくれますが、実際に売買するとなった場合や、リバランスが必要となった場合は自分で対応する必要が出てきます。そのため、投資初心者や時間が割けない人などに対しては使いにくい仕組みになっていますが、アドバイスを基に取引をするので、NISAなどを利用して投資をすることが可能で、この点は投資一任型よりも優れていると言えるかもしれません。
自分に合うのはどちらのタイプのロボットアドバイザーなのかを考えて選ばないと後で自分のイメージと違う、となってしまうかもしれません。そして、メリットとデメリットを知っておくことも、ロボットアドバイザーとの付き合い方を考える際には重要になります。繰り返しになるところもあるかと思いますが、以下に簡潔にまとめていきます。
(1)メリット
投資に関する知識や経験がない人でも投資することができ、情報収集やリバランスにかける時間や手間を省くことができます。最初にリスク許容度を測る質問をしてくれるので、自分のリスク許容度を知ることができます。さらに、AIが投資対象や投資資産の割合を決めてくれるため、恣意的な判断ではなく、機械的に売買やリバランスを行ってくれます。
(2)デメリット
投資一任型を利用する場合は、NISA(一般NISAやつみたてNISA)を利用することができません。さらに、投資信託の信託報酬以外にもロボットアドバイザーを利用することで別途追加の手数料がかかりますので、その分リターンが減ってしまいます。投資全般に言えることですが、いくらAIが自動でリバランスなどを行ってくれるとしても、原本保証をしてくれるわけではないので、損失を出すリスクは残ってしまいます。
以上がロボットアドバイザーのメリット・デメリットですが、大切なことは、もしロボットアドバイザーを使うのであれば、自分のライフプランに照らし合わせながら積立の金額を設定し、ライフプランの変更があった場合には、積立金額の設定を変更するなど、柔軟に対応していくことだと考えています。もし、ロボットアドバイザーを使わないのであれば、自分で投資をするかもしくは信頼のできる専門家に依頼をして、自分の人生(特に家計の面においては、お金の流れを見える化すること)を考えながら、ライフプランを練っていくことで、自分の将来の生活の不安を減らして、安心して生活できるようにすることだと思っています。
ロボットアドバイザーを使用するにしても使用しないにしても、大事なことは、自分の生活に無理なく投資を組み込むことです。個人の力では難しい場合は、専門家の力を借りることも選択肢の1つです。弊社のサービスもお役に立てることもあるかと思いますので、ご興味のある方はぜひご連絡をいただければと思います。
次回も皆様のお役に立つ上昇を発信していきます。
※本コラムは情報の提供を目的としています。投資はくれぐれも自己責任にてお願い致します。