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経営 経営にも個人にも活用できる「目的ドリブン」の考え方

経営 経営にも個人にも活用できる「目的ドリブン」の考え方

こんにちは。

exit.です。

今回は「目的ドリブン」とはどのような考え方か、そしてそれを経営や個人の生活に活用するにはどのようにすればよいのかについて取り上げたいと思います。


「目的ドリブン(Purpose-Driven)」とは、個人や組織が明確なゴールやビジョン、ミッションなどのような目的を持ち、その目的に基づいて意思決定や行動を行うことを指します。つまり、手段や目標を中心に考えるのではなく目的を中心として行動を決定することです。

※「目的=最終的に成し遂げたいこと」

「目標=目的を達成するための指標」


経営で「目的ドリブン」の考え方を活用する方法としては、最初に企業の目的と目標を設定する必要があります。目的を明確化することで、組織全体が戦略的に動けたり、効率的な業務遂行ができたりします。また、目的を明確化することで目標を明確化することもできます。企業の使命(「社会にどのような価値を提供するのか」など)を考え具体化し、経営レベルで具体的な目標に落とし込むことが必要となります。目的ドリブンの考え方の導入のメリットとしては、企業の一体感の向上(従業員のモチベーションの向上)、企業ブランドの向上、長期的なビジョン達成による持続可能性を高めることが挙げられます。ただし、デメリットとして、意思決定が遅くなる可能性、コストがかかってしまう可能性、目的や目標の設定があいまいな場合はかえって逆効果になってしまう可能性があることがあります。


個人で「目的ドリブン」の考え方を活用することもできます。考えるには重いテーマになってしまうかもしれませんが、「自分が本当に大切にしていること」や「人生で達成したいこと」、「どのように社会に貢献したいか」といった問いに答えることから始まります。その後、その目的を達成するための目標を設定し、計画を考えることになります。個人レベルで目的ドリブンの考え方を導入するメリットは、自分が生活していく上でのモチベーションが高まります。このことは、長期的な目標達成に役立ちます(最終的な目的の到達にも役立ちます)。また自分の中の軸がはっきりし、選択肢の中から選ぶ基準が明確になりますので、意思決定が容易になります。メリットがあればデメリットも当然あります。人生のステージが変化したり、や大きな出来事が発生したりすることで目的が変わる可能性があることや、目的を意識しすぎた結果、窮屈になってしまうことや、目的達成後の喪失感(この場合は目的の再設定の必要があります)などです。


「目的ドリブン」の考え方を経営や個人の生活に活用するために必要なことやメリット・デメリットについて取り上げました。経営に利用する場合でも、個人でこの考え方を活用する場合でも、目的を明確にしておくことが大切です。目標ドリブンの考え方を経営に活用する場合にはリスクとコストを考慮しておくことが、個人で活用する場合には、見直しや自分を過度追い詰める結果にならないように意識しておくことが必要です。メリットがリスクやコストのデメリットを上回りそうだとなれば、一度しっかりと考えてみてもよいかもしれません。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。


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