NEWS

お役立ち情報 新NISAの開設や利用に関するレポートと投資に関しての注意点について

お役立ち情報 新NISAの開設や利用に関するレポートと投資に関しての注意点について

こんにちは。

exit.です。

今回は、日本証券業協会が2024年6月に出した「NISAの開設・利用状況(2024年3月末時点)」の内容と投資を長く続けていくための考え方について取り上げたいと思います。


2023年12末時点では全金融機関でのNISA口座の数は2,136万口座だったのが、2024年3月末時点では2,323万口座と187万口座ほど増加しました。銀行等(証券会社を除いた金融機関)では口座を新たに作った人はほぼおらず、証券会社で口座を作る人がほぼすべてという結果になっています。選べる商品や手数料の観点からネット証券で多くの口座が開設されたのではないかと推測されます。また、NISAでの投資額については、成長枠投資での投資が3月末までの累計では成長枠投資で約5.1兆円、つみたて投資枠で1兆円ほどとなっています。NISAで買い付けられている(積み立て含む)投資信託としてはS&P500、NASDAQ100、全米株式やオールカントリー、といった海外株式に投資するファンドが上位を占めています。日本株式に投資を行うインデックスファンドや日本の高配当株式に投資を行うファンドも直近の下落や高配当への人気で上位に入るようになってきているような印象を受けます。


成長枠投資での株式及び投資信託の割合に関してですが、株式52%で投資信託48%となっており、ほぼ互角となっています。成長枠投資で高配当株式(個別企業株式やETF)に投資を行い、配当金を非課税で受け取る投資も人気となっています。個別企業株式に投資を行う場合は、減配の可能性もあるため注意が必要です。高配当株式などのETFも含まれているもの(何に投資されているか)次第では思ったような配当金を得られない結果になることもありますので、投資をする際にはこちらも注意が必要となっています。


2024年7月下旬から8月初旬の株式の下落(特に8月5日の日本株式は下落幅では1位、下落率では2位)では、1,000億円以上の資金流出となっていることが投資関連のニュースとして挙がっていました。投資初心者が相場の下落に直面し慌てて売却をしてしまったという解説も見かけました。投資に関しては、リタイアまでの期間や人生プラン次第によるところもあると思いますが、相場の下落に際しては長期・積み立て・分散投資を心がけるようにしてもらいたいと考えています。円安と株式の上昇で順調に見えた投資環境が円高株安で投資の状況が変わった時に冷静な判断ができなくなってしまうことは初心者ではあることだと思います。その際には、資産に占める現金の割合を考えて、売却するのではなく、積み立てる額や投資に振り向ける金額を少なくすることや、株式だけではなく、株式とは値動きが異なる資産に投資をすることを心がけてもらえれば、ポートフォリオ全体で考えた時に、リスクに強くすることができ、安心することができるのではないかと思います。


以下のリンクより、今回のコラムで紹介したレポートがお読みいただけます。

https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/nisajoukyou.html

2024年6月末までの調査についてはおそらくは9月の下旬ごろには出てくると思います。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。


本コラムは、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。投資判断は投資家の皆さまの自己責任でお願い致します。


以下のリンク(CONTACT)から弊社へのお問い合わせができます。節税をしたい、資産運用について考えたい、保険の見直しを行いたい、ライフプランについて考えていて相談をしたいことあるなどございましたら、お気軽にお問い合わせください。