お役立ち情報 不安定な相場を乗り切るために
こんにちは。
exit.です。
先週の8月5日(月)に日経平均が4,000円を超える大幅な下落をしました。この下落は下げ幅では過去最大で、下落率でも過去2番目の大きさのものでした。その後、株価は大きく戻しており、ドル円相場も一旦は落ち着きを取り戻したような動きとなっています。今回の大幅な上下の値動きで損切りした人たちや積み立てをやめた人たちがいるとニュースなどでも取り上げられていましたが、このような相場の時にどのようにするべきかよいかについてのポイントについてまとめていきたいと思います。
一つ目は長期的な視点を持つことです。市場は大きく上下に動くときがありますが、短期的な動きに惑わされず、長期的な投資目標を持ち続けることが重要となります。
二つ目はリスク管理を徹底することです。投資先の国や資産を特定のものに集中させず、分散させることが重要です。投資する時期や異なる資産クラスや地域などに分散投資をすることで、一部の資産が大きく下落しても全体の損失を抑えることができます。
三つ目は感情に左右されないことです。ボラティリティが高くなっている市場では、感情的な判断が大きな損失を引き起こすことがあります。その時の感情に任せて判断するのではなく、冷静になる時間を作るために、時間を空けてから判断を行うようにすることなどが大切です。
四つ目は市場のタイミングを計ろうとしないことです。市場の上下を予測するのは非常に難しく、市場の上下を当て続けるのは不可能です。そこで定期的に一定額を投資する「ドルコスト平均法」を活用することで、購入単価を平均化し、市場の変動リスクを軽減できます。
五つ目は定期的なリバランスと現金のポジションを持つことの重要性を理解することです。ポートフォリオを定期的に見直して、リスクを取りすぎていると感じる場合にはリバランスを行うようにすることで、下落相場に強い、自分の投資目標に沿ったポートフォリオにすることができます。また、リバランスの際にはポートフォリオの中に一定の現金や流動性の高い資産を組み入れることで、ゆとりを確保することができます。これにより、チャンスが訪れた時にすぐに投資を行うことができます。
最後は専門家の助言を活用することです。自分で全てを管理するのが難しい場合や不安を感じる場合、ファイナンシャルプランナーや投資の専門家に相談し、プロフェッショナルなアドバイスを受けることも有効です。専門家は、専門知識と経験を持っており、また客観的な視点を提供することができるため、ポートフォリオの見直しのアドバイスやリスク管理のサポートを行うことができます。また、個人個人にあったサービスの提供もできるため、不安に感じた際などの相談役としても役に立ちます。身近に相談ができる信頼のおける専門家がいることは、長期的な目標達成を考える際だけではなく不安定な相場においてもプラスに働きます。
相場が大きく変動することは今後何度も起こることです。ボラティリティが高い市場では、冷静さと戦略が生き残りの鍵となります。リスクを適切に管理し、ポートフォリオを定期的に見直し、長期的な視点で投資を続けることが成功する秘訣となります。
次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。
本コラムは、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。投資判断は投資家の皆さまの自己責任でお願い致します。
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