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経営 お役立ち情報 経費削減の施策について

経営 お役立ち情報 経費削減の施策について

こんにちは。

exit.です。

会社の利益を伸ばすためには、売上を伸ばすこと及び経費削減のどちらかまたは両方を行う必要があります。そして、売上を伸ばすためには、販売量を増やすこと及び販売単価を引き上げることがあります。今回のコラムでは、主に経費の削減について取り上げたいと思います。

※売上=販売量×単価

利益=売上-経費(販売費及び一般管理費など)


①予算の策定や見直し:会社によって決算時期など予算の策定や見直しを行う時期が違いますので、一概にこの時期に行うという設定はできませんが、予算を策定していない場合は予算の策定を、予算の見直しを行っていない場合は予算の見直しを行うことで当初の予算とのずれを視覚化することができます。予算の策定や予算管理を行えば何が原因で予算と実績がずれたのかの確認が行いやすくなりますので、その時に無駄なコストや見通しが甘かった点などが分かるようになります。


②備品のストック・在庫の購入の見直し:会社の備品でも不必要なものを買ってしまっていたり、備品のストックや在庫を多く持ちすぎていたりする場合は、購入の時期や数量を最適化することで経費の削減につなげることができます。不要なストックや在庫を持たないようにすれば経費の節約だけではなくスペースの節約にもつながります。


③効率的な業務設計:業務プロセスを見直すことで、人的リソースと時間を節約することができます。無駄な業務は省いたり、必要に応じて自動化を図ったりすると、初期に導入費用などが掛かるかもしれませんが、長期的に見ると無駄を省くことにつながります。またテクノロジーの導入によって、データ分析に係る時間の削減を行ったり、クラウド上でデータなどを保管することで書類の保管場所(倉庫など)をスペースの削減ができたりします。


④サプライヤーとの交渉や契約の見直し:サプライヤーとの契約を見直し、交渉によってコストを削減することができます。仕入れの量を増やす代わりに単価を下げるボリュームディスカウントや長期契約の交渉を検討しましょう。電気代などはビルのテナントで入っている場合は難しいかもしれませんが、見直しをできる場合には見直しをすることで経費削減できます。また、古い設備をエネルギー効率の高い設備に変えることで、電気代などを削減でき、エコフレンドリーにも良くなります。


⑤従業員教育・育成・定着:従業員の技能(スキル)と生産性向上に投資し、適切なトレーニングとスキル開発を行うことで、長期的なコスト削減につながります。従業員満足度が高くなればそれだけ従業員定着率は良くなりますので、辞めてしまった場合の採用コストや新たに雇った従業員の教育に係るコストを抑えることができます。


⑥マーケティングの効率化:マーケティングに係る費用と成果や結果を分析し、コスト対効果の高いものは残して低いものは見直しをして止める、もしくは改善することで、宣伝費を最適化することにつなげることができます。


以上のように会社の経費削減に役立つ施策は多岐にわたります。経費削減は企業の収益性向上や競争力強化のために重要な取り組みとなっていますが、闇雲に削ってしまうことは逆に競争力をそいでしまう結果になりかねません。経費削減を考える際には本当に削っていいものなのかも合わせて考えることが必要になります。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。


本コラムは、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。投資判断は投資家の皆さまの自己責任でお願い致します。


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