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FP お役立ち情報 インフレに負けない家計を作ろう

FP お役立ち情報 インフレに負けない家計を作ろう

こんにちは。

exit.です。

今回のコラムでは、インフレに負けない家計の見直しについて取り上げたいと思います。


日本でもインフレ率が少しずつ上昇してきています。日本の消費者物価指数(総合)が2.0%を超えたのは2022年4月でこの時は2.5%でした。8月には3.0%となり、12月には4.0%となりました。今年の1月には消費者物価指数の上昇率は4.3%となりました。食料品をはじめとした多くの製品やサービスが値上がりし、家計に打撃を与えています。日本銀行は、このインフレはコストプッシュ型インフレ(需要ではなく原価の値上がりが物価高の原因であるインフレ)であり、来年にはこのインフレは落ち着くとの考えのもと、景気の下支えのための金融緩和政策を継続するとの意向を示しています。つまり当面は為替は円安、物価高も継続すると考えておいた方が良い状況が続くということです。


インフレに負けない家計を作るためにはまず自分の家計の収支を把握することが大切となります。自分の家計にはいくら入ってきて(収入)いくら出ていくのか(支出)が分からなければどのようにして改善していくべきか分かりません。家計簿を細かくつけるのが苦手な場合でも、1か月に入ってくるお金と出ていくお金の合計額のさえわかれば、その1か月の収支が分かります。そこから次の段階としては支出をもう少し細かく見て、明らかに無駄遣いになっているものがないかをチェックしていきます。無駄遣いになっているものを減らすことができればそれだけ支出を減らすことになりますので、収支の改善となります。ポイントは支出を消費・浪費・投資の3つに分けて考えることになります。浪費と分類されたものをいきなりゼロにすることは難しいこともあると思いますので、少しずつ減らすようにしていきましょう。


家計の見直しの際には固定費の見直しも重要になります。固定費を見直して削減できればその効果は持続するため、見直しによる削減効果が大きいです。固定費の中で特に見直しの対象となるのは保険や通信費、サブスクリプションサービスです。ライフプランなど自分と取り巻く環境や状況が変わっているのに昔に契約をした保険をそのままにしているケースも多いと思います。サブスクリプションサービスもあまり使わないのに解約をせずにそのままにしていたり、通信費も現在のプランの見直しや携帯電話を格安スマホにしたりすることで安くすることができるのにそのままにしていくこともあると思います。利用していないサブスクリプションサービスは解約し、通信プランも乗り換えたほうが料金が抑えられるならプラン変更を行えば固定支出の削減となります。保険の見直しについては、特に保障や特約を中心に見直すことになります。大きすぎる保障や必要性の薄い特約は解約すると保険料の削減ができます。また支払方法を、年払いにすると保険料が若干安くなったり、クレジットカード払いにするとポイントが貯まったりする場合もありますので、支払方法を見直すのも一つの手段となります。


例え物価が4%上昇しても、月収30万円の人が1.5万円の節約に成功すれば月収に占める割合の5%の支出の削減ができ、物価上昇率を上回る節約ができたことになります(月収40万円の人なら2万円、50万円なら2.5万円の節約ができれば5%の節約になります)。


日本におけるインフレ率の上昇はまだピークアウトしたとは言えない状況が続きます。家計の見直しを含めて相談できる相談先を見つけることも大切になります。保険の見直しや家計の見直し、資産運用も含めて弊社にお気軽にお問い合わせいただければと思います。


次回も皆様のお役に立つ情報を発信していきます。


本コラムは、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。投資判断は投資家の皆さまの自己責任でお願い致します。


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